ジャパンディ家具の選び方とおすすめ|素材・色・おすすめのジャパンディ家具

近年SNSやインテリア雑誌で人気が高まっている「ジャパンディ(Japandi)」インテリア。
日本の“和モダン”の静けさと、北欧インテリアのあたたかさを組み合わせたスタイルで、「落ち着くのにおしゃれ」「ホテルライクなのに頑張りすぎていない」と感じられるのが特徴です。
目次
なかでもジャパンディを自宅で再現するうえで最も重要なのが、ジャパンディに合う家具選びです。
素材・色・デザイン・高さのバランスが整うだけで、どんな家でも「北欧ホテル × 和モダン」のような上質な空間に近づきます。
本記事では、
- ジャパンディとは?人気の理由とインテリアの特徴
- ジャパンディ家具とは何か・選び方のポイント
- 部屋別のジャパンディコーディネート実例
- ワンルーム・賃貸でもできるジャパンディ部屋づくりのコツ
- ジャパンディに合うおすすめ家具(具体的な商品例)
を順に解説します。
賃貸・ワンルーム・一人暮らしでも再現できる方法を具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ジャパンディとは?インテリアの特徴と人気の理由
ジャパンディの基本定義
ジャパンディは Japan(日本)と Scandi(北欧)を組み合わせた造語です。北欧インテリアのやさしい素材感・温かみと、和モダンの静けさ・余白・落ち着きを調和させたスタイルで、海外でも人気の高いインテリア手法として注目されています。
ジャパンディインテリアの主な特徴は、次の通りです。
- 自然素材を活かした家具(木・ラタン・リネン・陶器など)
- 余白をいかすミニマルなデザイン
- 直線的で端正なシルエット
- グレージュ・ナチュラルブラウンを基調とした落ち着いたカラー
- 飾りすぎない“引き算”の美
背伸びしすぎない上品さと、リラックスした日常の心地良さが両立しているため、「自宅をホテルライクに整えたい」という人から支持されています。
部屋が“落ち着くのにおしゃれ”と感じる心理的効果
ジャパンディの部屋は、入った瞬間に「なんだか落ち着く」「ここに長く居たい」と感じやすいと言われます。
- 木のあたたかさ
- グレージュのやさしい色合い
- 黒のわずかなアクセント
- 直線的で整った家具のライン
これらが、安心感と「きちんと整っている」印象を同時に与えてくれるからです。
背伸びしすぎない上品さと、日常のくつろぎ・少しの特別感が両立していることが、ジャパンディインテリアが支持される大きな理由と言えます。
ジャパンディ家具の特徴と選び方の5つのポイント

ジャパンディ スタイルの部屋を美しく再現するには、家具選びが最も重要です。次の5つを意識してジャパンディ家具を選ぶと、失敗がぐっと減ります。
1. 自然素材の家具を中心にそろえる
無垢材の家具、ラタンのチェア・バスケット、リネンのファブリック、陶器の小物など、自然素材の家具は空間にぬくもりと静けさをもたらし、ジャパンディらしい雰囲気を高めてくれます。
金属を取り入れる場合は、黒のアイアンをポイントで使うと、自然素材とのコントラストが生まれ、空間が適度に引き締まります。
2. 色は「ナチュラルブラウン × グレージュ × 黒の差し色」

ジャパンディ家具の色選びで意識したいのは、色を増やしすぎないことです。
- 家具の主役:ナチュラルブラウンの木目
- ラグ・カーテン:グレージュやオフホワイト
- アクセント:照明や脚部など、一部に黒を少量
この3色を軸にそろえると、落ち着いたジャパンディインテリアにまとまりやすくなります。
3. 直線的でミニマルなデザイン
ジャパンディ家具は、曲線よりも直線的ですっきりしたシルエットが相性抜群です。
装飾が多い家具より、フラットな面と細めの脚、薄めの天板など、視覚的ノイズが少ないデザインを選ぶと、空間に静けさと統一感が生まれます。
4. “見せすぎない収納”で余白をつくる
ジャパンディインテリアでは、「どんな収納家具を選ぶか」も重要です。
- 扉付き収納で生活感のある物を隠す
- 低めの棚で圧迫感を抑える
- 見せるのは木のトレイ・陶器・グリーンなど厳選したアイテムだけ
飾りすぎずに余白を残すことで、ジャパンディ特有の静けさが際立ちます。
5. 家具の高さを抑えて開放感を出す
ローテーブル、低い棚、ローソファなど低重心の家具は開放感を生み、ホテルのような落ち着きを演出します。
部屋別コーディネート実例|リビング・ダイニング・寝室のジャパンディ家具
すべての家具を一度に揃える必要はありません。
まずは「主役になる家具」を一点変えるだけでも、ジャパンディらしい雰囲気に近づきます。ここでは、部屋ごとにジャパンディスタイルの具体的なイメージをご紹介して参ります。
リビング|センターテーブルとラグで“面積”から整える

- 木のセンターテーブル(ナチュラルブラウン)
- グレージュのラグ
- 脚や照明で黒を少し入れる
- ローテーブルと低めソファで開放感を演出
ジャパンディ家具初心者の方は、センターテーブル+ラグから変えると、リビング全体の印象が大きく変わります。
ダイニング|テーブルを「主役家具」として選ぶ

ダイニングは、部屋の中でもっとも大きな家具が集まるエリアです。
- 木のダイニングテーブルを主役にする
- チェアの脚を黒にすると空間が引き締まる
- ペンダントライトは暖色照明で、北欧のぬくもりをプラス
「テーブル+チェア+照明」をジャパンディ家具で揃えると、暮らしの中心が一気に整った印象になります。
寝室|ローベッドで“静けさ”をつくる

寝室をジャパンディインテリアに寄せるなら、背の高い家具を置かないことがポイントです。
- ローベッド+低いナイトテーブルで視線を低く保つ
- グレージュの寝具で落ち着いた印象に
- 暖色のやわらかい照明でリラックス感を演出
シンプルなジャパンディ家具を選ぶだけで、静かで安らぐ寝室が完成します。
ワンルーム・賃貸でつくるジャパンディインテリアのコツ

ワンルームや賃貸でも、ジャパンディは十分に再現できます。壁紙や床を変える必要はなく、家具選びと配置の工夫だけで空間の印象は大きく変わります。特に限られたスペースでは「統一感」「余白」「高さのバランス」を意識することでジャパンディスタイルに近づくことができそうです。
ワンルーム・賃貸で意識したい基本ポイント
・高い棚より低い家具を中心にして圧迫感を抑える
・扉付き収納で生活感を隠す
・家具の色・素材・高さをそろえる
・ベッド・テーブル・ラグ・照明を「木×グレージュ×黒のアクセント」で統一
・観葉植物は小さなものを複数よりも、大きいものをひとつ
・丸テーブルより直線的な天板のほうが雑多に見えにくい
・ソファが置けない場合はローソファ・フロアクッション・座椅子でも高さを揃えられる
小さな部屋でも“余白”が生まれると、ジャパンディらしい静けさと上品さが際立ちます。
家具の量を増やすのではなく、選び抜くことで完成度が高まります。
色と素材を揃えて“ひとつの空間”としてまとめる
ワンルームは空間がひとつながりに見えるため、エリアごとの世界観を統一することが雰囲気づくりの鍵です。色や素材が揃っているだけで、家具が多くなくても整って見えます。
おすすめの組み合わせ例:
- ベッド → 木のフレーム
- テーブル → ナチュラルブラウンの天板
- ラグ → グレージュ
- 照明 → 木素材 × 暖色
- 観葉植物 → 大きいものをひとつ
完全に同じ色に揃える必要はありませんが、「木・グレージュ・黒のアクセント」という軸を保つことで、部屋全体が統一された印象になります。
生活感を消す収納テクニック
小さな部屋でも洗練された空間に見せるコツは、見せるものと隠すものを分けることです。
扉の中 → 日用品・雑貨・調味料・コード類・リモコン
見せる部分 → 木のトレイ・陶器の花瓶・本・アート・観葉植物
生活感を隠した上で余白が生まれると、ジャパンディ特有の静けさと上品さが際立ちます。
賃貸でも工事なしで完成する
ジャパンディは「家具でつくるインテリア」なので、壁・床・設備を変える必要はありません。家具の色・素材・高さ・照明の組み合わせだけで、賃貸でも十分に実現できます。
ジャパンディの部屋づくりロードマップ|初心者でも迷わない実践ステップ

ジャパンディを成功させるためには、知識よりも“家具を揃える順番”が重要です。一度に全てを買い替える必要はなく、段階的に整えていくことで失敗を防ぎながら完成度を高められます。
Step1:部屋の基準色を決める
ナチュラルブラウンまたはグレージュなど、部屋全体の軸となる色を設定します。ラグ・カーテン・大型家具で色の統一感を出すと効果的です。
Step2:視界に入る面積の大きい家具から整える
ベッド、テーブル、チェア、収納、照明、小物の順に揃えていくと無駄がありません。主役家具から統一していくと完成に近づきます。
Step3:自然素材を一つ追加して奥行きを出す
木に加え、ラタン・リネン・陶器など自然素材を一つ取り入れると空間に深みが生まれます。素材が多くなりすぎないよう統一感を意識します。
Step4:家具の配置で開放感を演出する
視界の中心は低い家具、高さのある家具は隅・壁側へ置くと部屋が広く見えます。配置の工夫だけでもジャパンディの雰囲気に近づきます。
Step5:小物は置く場所を決めてから選ぶ
置き場所を決めたうえで素材感のある小物を厳選すると、統一感と余白が保たれます。

買い替える順番の目安
- ラグ
- テーブルまたはベッド
- 照明
- 収納家具
- 小物
色・素材・高さ・余白に気を配りながら家具を順番に整えていくことで、賃貸やワンルームでも無理なくジャパンディを完成できます。
ジャパンディ家具のおすすめ商品一覧
どれを選べばいいか迷っている方も大丈夫。ここから、ジャパンディに馴染みやすい家具を紹介します。
センターテーブル(カリモク T341EC/Pale Natural)

木材の質感を活かしたナチュラルなデザインで、リビングの印象をやわらかく整えてくれる一台。
天板と脚部のラインが直線的で、余計な装飾がなく、ジャパンディの落ち着いた雰囲気に自然に溶け込みます。
黒を使わない分、部屋の雰囲気がやさしくまとまり、グレージュのラグやローテーブル周りの家具と合わせると統一感がぐっと高まります。
ジャパンディが初めての方でも取り入れやすい家具で、「リビングの印象を変えたい」「木のぬくもりを主役にしたい」人に特におすすめです。
https://e-karimoku.com/i/T341ECZN
棚・シェルフ(カリモク QW5210ME)

木目の美しさを引き立てるシンプルなデザインで、空間に自然と溶け込む棚。
無駄な装飾がなく、直線的なフォルムのため、ジャパンディの「自然素材 × ミニマル」の要素にしっかり合います。
収納として使いながらも、扉付きの部分で生活感を隠し、上段だけを飾ると洗練された印象に整えられます。リビング・ダイニング・寝室どこでも合わせやすく、部屋全体の色味や素材をそろえることで統一感がより生まれます。
「木の質感を大切にしつつ、部屋をすっきりさせたい」人におすすめです。
https://e-karimoku.com/i/QW5210ME
ダイニングチェア(カリモク C32510AE)


ナラ材のフレームとペーパーコード座面を組み合わせた、自然素材の風合いを存分に楽しめるダイニングチェア。無駄な装飾をそぎ落としたシンプルで端正なデザインのため、ジャパンディが大切にする「自然素材 × ミニマル」の空気感にしっかり寄り添います。
視覚的に重たくならない軽やかなフォルムで、置くだけでダイニングをすっきり整えてくれるのも魅力。木製のテーブルやグレージュ系のラグ、リネンのファブリックと合わせると、落ち着きのある統一感が生まれ、空間全体がやさしくまとまります。
「木の温もりを大切にしながら、洗練された印象のダイニングにしたい」という方におすすめの一脚です。
https://e-karimoku.com/i/C32510AE
ローベッド(カリモク NW10S6ME-W)


ヘッドボードを省いた低めのデザインで、寝室に開放感と“静けさ”を生み出すローベッド。
木の質感をそのまま活かしたナチュラルな色味と、装飾を抑えたシンプルなシルエットが、ジャパンディの「自然素材 × ミニマル」の空気感にしっかり馴染みます。
ベッドの高さが抑えられているため、視線が抜けて部屋が広く感じられ、落ち着きのある空間がつくれます。グレージュ系の寝具や、暖色のやわらかい照明と合わせると、ジャパンディらしい“優しく整った寝室”が完成します。
https://e-karimoku.com/i/NW10S6ME-W
ペンダントランプ(カリモク P32002ME-P)


木の質感を活かしたあたたかい素材感と、余計な装飾を省いたシンプルなフォルムが魅力のペンダントランプ。直線的ですっきりとしたデザインのため、ジャパンディが大切にする「自然素材 × ミニマル」の空気感にしっかりと馴染みます。
光が直接強く当たらず、やわらかく広がるため、リビング・ダイニング・寝室どこでも落ち着いた雰囲気をつくれるのが特徴。木製のテーブルやローベッド、グレージュ系のラグや寝具と合わせると、空間全体に統一感と穏やかなあたたかさが生まれます。
「家具だけでなく、光の質感まで整えてジャパンディを完成させたい」という方におすすめです。
https://e-karimoku.com/i/P32002ME-P
よくある質問(Q&A)

Q:家具を全部揃えないとジャパンディになりませんか?
A:一点でも十分です。特に面積の大きい家具ほど効果が大きいです。
Q:色選びに迷います。
A:木のブラウン、グレージュ、黒の三色を意識すると統一感が生まれます。
Q:賃貸でもできますか?
A:できます。壁を変える必要はありません。家具と照明だけで再現できます。
Q:小物は飾ったほうがいいですか?
A:飾りすぎないほうがジャパンディらしさが出ます。余白が洗練を生みます。
まとめ|ジャパンディは“統一感”で完成するスタイル

必要なのは、家具を増やすことではありません。自然素材、落ち着いた色、少しの黒、低めのデザイン。この組み合わせが揃うだけで、部屋は穏やかで美しい空間に変わります。「落ち着くのにおしゃれ」
その感覚は、家具の統一感から生まれます。あなたの部屋にも、ジャパンディのある心地よい暮らしを。
購入に迷われているお客様へ

「ジャパンディ家具を揃えたいけれど、どれを選べばいいかわからない」
「ワンルームや賃貸でも再現できるのか不安」
という方には、お部屋の写真・間取り図に合わせて、色・サイズ・家具の組み合わせをご提案できます。迷っているだけでも構いません。
お気軽にご相談ください。

